旅行記
予定無くスイスの鉄道を利用してあちらこちらへと走り回るおじさん一人旅。まあ続編が出ると言うことは、前作もそれなりに売れたんでしょうね。スイスという一国に絞っていろんなところを廻っているだけあり、やたら細かいところや聞いたことの無いところま…
結局室町戦国期にて以降未完となってしまった「日本通史の旅」の第1期。鉄道からはだいぶ離れているけれど宮脇節は健在。自分でルールを決めうまくいかないからとブツブツ言ったりするところなどがなんとも。でもそれが淡々と描かれているところに親しみが…
ふつう、これだけ世界各地自由に飛び回って趣味をこなしていると、嫌みっぽくなるものだけど、全く感じられないのは人徳か、文章力か。安定感あり。
『深夜特急』に影響を受け、アジアを歩き、街角のさすらい人を切り取っていく。そして、今、なぜあなたはここにいるのか、を追い求めて行った一人の話。著者もおそらく同じ立場で、ひとを追求していくことによって、自分の答えをも探していたのかもしれない…
インド・タイ・ベトナム・カリフォルニアへと、競馬とそれに関わる人たちに会いに行く紀行文。サラブレッドや血統がどうとかとは違う別の競馬の世界を垣間見させてくれる。そう、競馬をしている限り馬券を買ってレースを楽しむという雰囲気はどこも変わらな…
週末2泊3日程度で行けるアジアの片隅紹介、と言ってしまえばそれまでなのだが、この人らしく普通の場所紹介ではない。私のつたない文章力では伝わらないと思うけど、なんともいえないムードが広がってます。こんな本を読んだら、またどこかへ出かけたくな…
正直なところ、この著者自体は反吐を吐くほど嫌いだが、この本は素直に読むことができた。表現はとてもわざとらしく、眉を顰める(なんと古い表現!)ような描写も多々だけど、まじめに書くのが照れくさくてわざとこういう表現を多用していることも実はバレ…
「途中下車」って贅沢だよね。 「途中下車」を楽しむ、ということは、そのたび自体が「線の旅」でないと成り立たないことに気づいた。そもそも、都市や見学スポットだけを訪れる「点の旅」では、途中下車しようにも下車する場所がないではないか。 でも、世…