『とことんスイス鉄道一人旅』/根本幸男/光文社(知恵の森文庫)

とことんスイス鉄道一人旅―予定なしの乗りまくりガイド (知恵の森文庫) 予定無くスイスの鉄道を利用してあちらこちらへと走り回るおじさん一人旅。まあ続編が出ると言うことは、前作もそれなりに売れたんでしょうね。スイスという一国に絞っていろんなところを廻っているだけあり、やたら細かいところや聞いたことの無いところまで脚を伸ばしている様など、読んでいてそれなりには面白かったのですが、時々やたら鼻につく表現が見受けられ(それが著者の個性だとは思うのですが)くどかったり鬱陶しく感じるときもあります。特に「スイスはこういうところがあり、それが面白い/ユニーク/すばらしい」「それに比べて日本は…」とすぐ日本を卑下する発言に持っていくところなど、(私は別にナショナリストではないですが)読んでいて嫌な感じでした。