「挑戦!競馬革命」/角居勝彦/宝島社(宝島社新書)

 話がちょこちょこ飛ぶのが若干読みにくいが、Blogを読んでいるという感じか。昨年、ウォッカ牝馬としては64年ぶり(戦後初)に日本ダービーを制したことで、競馬界で一躍時の人となった角居調教師の”考え方”が記されている。一見革新的にも見える厩舎のシステムを紹介しているが、一つ一つは一般企業などで普通に行われていそうなこと。逆に言うと従来の競馬サークルらしくないところが「新鮮」に感じるところなのだろうか。角居師のような人は普通に一般の会社でも仕事ができるだろうし、実際の厩舎内も一般の目から見て「立ち入れない独自の空気(作業という意味でなく)」というものは感じにくいのではないか、などと思った。まあ個人的には、いわゆるビジネスハウツー的な読み方には興味ないので、デルタブルースG1初勝利までの話などの方が面白かったのですが。

挑戦!競馬革命 (宝島社新書 258)

挑戦!競馬革命 (宝島社新書 258)

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