「変身」/東野圭吾/講談社(講談社文庫)
なんて恐ろしく怖いんだろう、想像が働いて落ち着かなくなってしまうのが…。まあ、実際できるのかというのは別として(それを言い出すと面白くなくなる。それに、話としてはわかりやすいからいいと思う。)、読んでて気味悪く、救いのない終わり方になっているからこそ、なかなか読ませられたという感じ。でも、あんまり後には曳かないかな。いい意味でも悪い意味でも。この辺の微妙さが東野圭吾かな。直木賞受賞作「容疑者Xの献身」まで、少しづつつまみ食いしながら読もうと思っているけれど、この本で賞をとってたら、それはちょっとどうだとか思ってるだろうなぁ。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1994/06/06
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 64回
- この商品を含むブログ (315件) を見る