寝台特急「カシオペア」号、上野行


 あんまり長くなって、昨日の日記からはみ出したけど、昨日のトリプルメインのその3。JR初のオール2階建全個室型新型寝台客車(長い…)「カシオペア」に乗ってきた。A寝台「カシオペアツイン」に、上り上野行限定「カシオペアひとり利用券」を使って。…なんだこの名前、胸に刺さるなぁ…。


 さすがA寝台というだけあって、昔乗ったB個室寝台より遙かに快適。そりゃ始発から終着までだと16時間程そこに滞在することになるのだから、それに対応したクォリティを用意しているのだろう、まあシティホテル並の広さを求めてはいけないけど、サービス面などは十分に準備されていると思える。ウエルカムドリンクやら朝刊・モーニングコーヒーのサービスなどの細かい点をきちんとおさえているのはいいなぁと。

 
 カシオペアという名前は、総2階建てが星座の形(W)をイメージしているとかで名付けたとか。私は4号車のカシオペアツインという個室だったのですが、ふらふらと最後尾12号車のラウンジカーまで足を延ばしてみました。今日は特別空いているのか、行ったときは無人。どこかのホテルのバーを思わせるような雰囲気から流れる夜景は思わず惚けてしまいそうです。ただし、8両分歩くのは遠かった…。そういう意味では、確かに立地は最後尾であることを活かした作りになっているのでわかるんですが、利用しやすいようにという意味では、せめて中間ぐらいの車両にならないかなぁ…。途中の函館駅での6分間の停車、ホーム端から端までの移動で終わっちゃったよ…。
 この列車、デビューは1999年と8年も前なのに、車両の古さなどは全く感じなかったこと、途中駅や終着などで、この列車をカメラなどで撮影する人(乗客以外でも)が結構多かったことが意外でした。私が上野駅で降りたとき、ホームのベンチで座ってたおばさんに「この列車乗られてたんですか、よかったですか?」なんてちょっと羨望の眼で聞かれたりしたときは、ああこの列車はちゃんとJRの意図通りに世間に認知されたんだなと納得してました。
 さすがに東京−北海道という移動は普段まず滅多にありえないので、今後乗ることがあるかどうか、ではあるけれど、とても快適に過ごすことができました。うーん、なんか変な文章になったなぁ。