読んだ本
だんだんと一冊づつメモする余裕がなくなってきていたりするのだけど…でもこうなるとどこまでメモしていけるかの意地ってものもでてきて… あ、あと「近藤本と梅田本欲しい!」です。せっかくなので言っておく。
「操縦不能」/内田幹樹/新潮社(新潮文庫)
作者は元全日空のパイロットさんで、エッセイはいくつか読んでましたが、小説は初めて。すでに何冊か出てるんですね。話自体は細かい描写がしっかりしていて面白かった。しかし、なんとなく気分的に帯のコピーが気に入らない。どうでもいいっちゃーいいことなんですけど。作者さん関係ないし。
<はてな年間100冊読書クラブ 009/100>
「帝都東京・隠された地下網の秘密」/秋庭俊/新潮社(新潮文庫)
どこまで本気なのかと思うけど、話としては興味深く一気に読んだ。信じるとかどうかはまた別問題。
<はてな年間100冊読書クラブ 010/100>
「パラドックス学園」/鯨統一郎/光文社(カッパ・ノベルズ)
そうか、とうとう私も犯してはいけないことをしてしまったか…さ、作者め…。というか、これはミステリーなのか?相変わらず際際のラインで遊んでくるなぁ。なぜにこれだけのメンバーを集めて、さっぱり目立たず地味な出番なのだろう。
<はてな年間100冊読書クラブ 011/100>
「鉄道の文学紀行」/佐藤喜一/中央公論新社(中公新書)
文学の場面に出てくる鉄道の情景にスポットを当てた好著。この本を読んだ後、なぜか阿川弘之の旧制高校時代の逸話*1を思い出した。ちゃんとは覚えていなかったのだけど、さっき探して出典がやっとわかった。宮脇俊三「乗る旅・読む旅 (角川文庫)」(→阿川弘之「南蛮阿房第2列車 (新潮文庫)」の解説)だ。
<はてな年間100冊読書クラブ 012/100>
「恐るべき旅路 ―火星探査機「のぞみ」のたどった12年―」/松浦晋也/朝日ソノラマ
「最終的に成果が出なかったら、成功しなかったら、無駄。経過に意味はない」ということもあるのだろうけれど、「最終的には失敗といわれても仕方ないのかもしれないけど、それまでの過程は決して無駄ではなかった」と言うこともある、と思う。結果が出せなかったときの言い訳、としてではなくですよ。
<はてな年間100冊読書クラブ 013/100>
「DZ(ディーズィー)」/小笠原慧/角川書店(角川文庫)
3/4ぐらい読み進んで、やっと話がまとまって行く事がわかったというとこ。それまで何度も読み返しながらだったので、なかなかだったのだけど、だんだんと息もつかせぬ展開っていうんですか、電車の移動時間に少しづつ読んでいるのがだんだんともどかしくなるほど気になって。生き物の進化をこういう形で扱うとは想像もつきませんでした。すごかったです。
<はてな年間100冊読書クラブ 014/100>