で、やっぱりミルクティ。



 ここまでで、ロンドンからのエアリンガスの機内でLyons tea(有料で2EUR)。B&BではさすがにアイルランドのBewley's のIRISH BREAKFAST TEA。もちろんどちらもティーバッグとはいえ、イギリス圏ではまだまだ紅茶かな、と思わせます。
 で、まあせっかくなので期待して飲むわけですけど。やはりヨーロッパは硬水なので、水色がものすごく濃くなるわけです。でも、飲んでみるとさほど、いやむしろ色にだまされているのかあんまり味がしなくて物足りないぐらい。まあ、言うてもティーバッグだしこんなものかなとか思っていたのですが、いやいや実はミルクが。日本で出てくるポーションの倍ぐらいのミルク(ちゃんとフレッシュじゃなくミルクなのです)が何故か必ず1杯につき2個ついてくる。これを入れると、全く味が変わる! さすがロイヤルミルクティの国(?)、もう全然感じは変わるんですよ。普段はストレートで飲む私でも、ミルクを入れた方が「おいしい」と思うぐらい。
 まあ茶葉の質なんて、たぶん普段家で飲んでいるモノの方が確実にいいわけです。なんせ新鮮さとか初モノにこだわる日本で、抽出向きな軟水で、なおかつダージリンのファーストとか好んで飲んでいるわけデスから。それを、条件の悪いヨーロッパでどうおいしく飲むのか、というある種の結論がミルクティな訳ですから。などと考えると、ヨーロッパでの紅茶の歴史というモノを考えさせられたりもします。