ドバイのクリークの渡し船「Abra(アブラ)」

knyacki_j2005-03-27

 新旧ドバイを分かつ運河・クリーク。ここの移動はアブラといわれる水上タクシー渡し船)が活躍している。運河沿いを歩いていると、ダウ船と呼ばれるアラブの伝統的な木造船が荷下ろししている風景が見られ、その先にアブラ乗り場がある。何カ所にも船は止まっているが、呼び子の声につられ先客の集まった船に乗ると直ぐに出発。一隻が出ていっても直ぐに人は集まる。Al SabkhaのAbra Stn.から乗船、Dh0.5(0.5ディルハム=約15円)。クリークは意外ときれいで青く光っている。カモメが行ったり来たりする中を何十という船が行き来、その中にはダウ船等も混じり、夕方になると幻想的な雰囲気が漂う。ディラ側の不思議な近代的建築から、バールドバイ側のいかにもなモスクやアラビア建築と優雅なクルーズ気分が味わえます。対岸のCREEK FLOATING PONTOON Stn.まで5分くらい。結構あっという間に着いてしまうので、もっと乗っていたい気分にさせられます。

 もう1ルート、Gold SoukからOld soukまでのコースもありますが、こちらの方が観光には便利だけど距離は短い。夕方こちらに乗った後、物足りなくなってAl Sabkhaまで、意味なく1往復してきてしまいました。ちょうど河口側に太陽が沈んでいくので、オレンジ色に光る川を見つめながら、このときは帰国前の何ともいえない寂しい気分になったものです。ああ、もう少しゆっくりと時間がほしいな、と。