10th.Aniv, Dudai World Cup Day(Nad Al Sheba Racecourse)

knyacki_j2005-03-26

 このためにドバイへ来たのです。今年で開催10回目を迎える、世界最高峰の競馬プログラム、ドバイ・ワールドカップ・デー。市内からタクシーで約20分ほど、Nad Al Sheba Clubに着いたのは15時過ぎ。すでに駐車場周辺からスタンドまでものすごい人であふれ、インターナショナルビレッジと呼ばれる特別エリアへの入場には長蛇の列が。確かに競馬はメインではあるのですが、様々な催しが開かれる一つのお祭りでもあるようです。
 ちなみにここドバイはイスラム圏、賭け事は御法度のお国柄。馬券は発売されず、入場者にはPick Sevenという1レースから最終7レースまでの1〜3着を当てる予想カードが配られます。まー当たるわけないですけどね(自分の身の程がよくわかってます)。

 まともなレビューなど書けないので、時間経過ごとの簡単な感想だけ。レースは以下の7つ。全部重賞、それもいわゆるG1が5つ、残り2つがG2ってなんて豪華な組み合わせ。G1を1日2つするだけで大騒ぎの去年の東京競馬場はえらく違う。

  • Race1 Dubai Kahayla Classic(Gr.1) 2000m,Dirt 17:00

 唯一のPurebred Arabians(純血アラブ種)のレース。って後から気づいたのですが。確かに決着タイムは少し遅かった。といっても見てる限りではわからないなあ。しかしアングロアラブじゃなく純血アラブってとこがすごい。

 しかし、コースほんと深いなあ。前日準備中に一度コースまで出てみたけど、日本と全然違うのを目の当たりに。本来なら普通に日本のダート適正馬がくればいいってもんじゃないな、と。

  • Race3 U.A.E. Derby(Gr.2) 1800m,Dirt 18:15

 ここまでインターナショナルビレッジから見学していたけど、正直よく見えない。まあ、ここの人は競馬はあくまでおまけみたいだから良いのかもしれないけど。

  • Race4 Dubai Sheema Classic(Gr.1) 2400m,Turf 18:55

 ということで、ちょっと休憩をかねて、外にある「The Godolphin Gallery」へ。ゴドルフィン一族が世界で獲得した冠を一度に展示しているスペース。1995年の安田記念ハートレイクの優勝冠を懐かしく眺めてました。ああ、ユタカが乗っていたのか、このレース5着のホクトベガが次のエンプレス杯で化け物のような記録を出したんだよな、亡くなったのはその2年後か、そう、ここで…などと。で結局、ギャラリーのエキシビジョンで観戦。う、生で見るよりここで見てたほうがよくわかるんじゃないか?

  • Race5 Dubai Golden Shaheen(Gr.1) 1200m(straight),Dirt 19:55

 ってのはせっかく来ているのに悔しいので、今度はメインスタンドへ。一番掲示板正面は特別なエリア(王族関係者用席?)だったので、直ぐ横のスタンド階段横に陣取る。前に人はいるけど、隙間からちょうどパドック(コースとスタンドの間にある)とビジョンが正面なのでバッチリ。足がガクガクだけどしばらく我慢していよう。直線1200mってすごい。もちろんスタート位置なんて点にも見えないし。

  • Race6 Dubai Duty Free(Gr.1) 1777m,Turf 20:35

 で、このレースだけなんでこんな中途半端な距離なんだろう。芝コース。しかしこのELVSTROEMは強かった。よこのアラブ人のおっちゃんがPick7を見せて「2着の WHILLYが来なかったら俺の予想バッチリだよ」と。「いや、十分ナイス予想だ」と拍手して返すと「いやいやだめだだめだ」と不服そうにしている。いや、ほんま十分やって。私なんか想像もつかなかったよ? というか、いろいろドバイ内をふらふらしていて思ったけど、アラブ人(?たぶん)って対人距離が近いよな、と。ここで前の人が余所へ移動したので、2階席の柵の一番前へ。よし、最終レースへ向けて、準備は整った。

そして。ドバイワールドカップへ。

 結果はDubai world cup | 2005 Race Results

 1番のADJUDI MITSUO(アジュディミツオー)は結局6着。スタート時少し出遅れたみたいだけど、4コーナー直前までは結構見せ場も作ってくれた。最後の直線ではさすがに失速したのか(最後の直線といっても600mはあるのだけど…ってものすごくでかいよこの競馬場)とも思ったけど、これは純粋に勝ったROSES IN MAYが強かったといってもイイかな、と。去年までの馬とひと味違う見せ場のある6着でした。今年は結局日本からの遠征は船橋競馬からのこの馬ただ一頭だったのですが、十分見に来た甲斐のあるレースをしてくれた、よくやったと思っています。

 ちなみに、交通機関が車しかないので、帰りの道は大渋滞、公共バスがないのでタクシー乗り場は文字通り長蛇の列。結局レース終了後表彰式も見ずに出てきたのですが、それでも約40分ほど待って22時過ぎの乗車。これでも相当前の早いほうだったので、最後尾が帰路に着けたのはさて何時なのやら。さすがに総歩行数16000歩、くたくたになってホテルに戻るとバタンきゅ〜になってしまいました。