「委員長お手をどうぞ (1)」山名沢湖/双葉社(アクションコミックス)

委員長お手をどうぞ 1 (アクションコミックス)

委員長お手をどうぞ 1 (アクションコミックス)

 今さらですけど…
 委員長、委員長、いいんちょー! なんていうか、普段は別に普通なんだけど、「委員長」の肩書きがつくと、それに併せてがんばってしまうところなんかがいい。生まれながらにして委員長顔、中身も委員長然しているのが良い、と言うわけではない(現実にもタマにいますけどね)のですが(それはそれでまたいいとは言え)、逆に「何故に私が…」という状態でがんばっている(本人ががんばりたいかどうかという意志とは無関係に、周りからの期待のおかげでがんばらざるを得ない)というところなんかがまたイイ。委員長キャラ大好き。あ、あと、ほんとは委員長と言えばメガネ! メガネはアクセサリーというよりは顔のパーツの一つ、それも必然があるが故に融合しているのです。伊達メガネなんて!(とか言いながら付けてたのは自分でしたけどね)。でもあこがれるんですよ、メガネって。ああ、してみたいなあ…とか思ったことは何度もあったんですけど、いざ着けるようになると、結構面倒だったりあんまり似合わなかったり(なんかメガネを装着すると子どものようになってしまうんですよね…特に某有名な魔法を使うお子さまに…)するので、よけいにメガネをしている人に憧れがあるのかも。それも、個人的には「いつもはメガネをしている人が、あるときたまたま外したときに見せる横顔の素顔」や「普段はコンタクトなど意識をしない顔なのに、ある時突然メガネ(「今日は目の調子が悪くて〜」とか言いながら突如メガネで登場)をしてきた時」なんか、もうドキッとします。いや、もうほんとに。とりあえずメガネ最高! …話が逸れました。そう、委員長であるが故の葛藤とかがんばりを見ていると、とても愛らしく見えてしまうのですよ。もともと山名沢湖さんのオトメとメルヘンを足してSFで割ったような、時々シュールを振り掛けた感じのタッチがとても好きだったのですが、それにこのお話はすごくぴったりと思ったりしたのです。だから委員長はメガネをしてなさい、という結論で(ちょっと違)。