『審判は見た!』/織田淳太郎/新潮社(新潮新書)

審判は見た! (新潮新書) ああ、残念。Amazonの印影、帯がついてない。
 日本のプロ野球の審判という立場が、いかに低く弱いかということから、現状と問題点などをわかりやすく説いている…はずなのだが、最終章の小ネタばかりに注目が集まり、あげく帯に「クロスプレーでカツラが舞った!」などと書いていたら、なにかポイントがずれている気がする。それならマジメな話なら最後まで、審判裏話というならそれだけでまとめて欲しい。中途半端にマジメに語られて、表紙や概要部分には面白可笑しくーなどとされたらどっちの立場で読み出しても「だまされた!」と思うぞ。せっかくそれなりには読めたのに。