嬉野温泉、お茶尽くし

 佐賀県嬉野といえば、九州でも名高いお茶の産地の一つ。特に「玉緑茶」と呼ばれるくるっと茶葉を丸く仕上げたものが有名です。


 とてもお茶どころらしい宿。「茶心の宿 和楽園」というお宿で、お茶のフルコースを頂いてきました。「疲労回復、身体の酸性化防止、食中毒予防などに効果があるといわれているお茶をお料理の中でアレンジした嬉野らしさが感じられるメニュー」という名の通り、これでもかとお茶が絡んだメニューが出てきます。いろいろな工夫がされていて飽きることは無かったですが、量が想像以上だった(写真でも一部)ので、あとあとかなり大変でした。食前食後に大浴場で比べると+1k強…。

 ちなみに、温泉大浴場には露天茶風呂というものがあり、浴槽脇にある大きな急須から茶パックに浸した温泉湯が注ぎ込まれています。さすがに写真は撮れませんでしたが。温泉脇には顔や皮膚にあてるための茶パックが置かれている。なんとなく使うのが勿体ない気がしたり、などといっていたら旅館の女将さんに笑われた。このお宿、かなりお気に入りになりました。


 温泉地から車で約20分、かなり山の奥に行ったところには、大茶樹と呼ばれる推定樹齢350年余になる嬉野茶のシンボルとも言える茶樹がありました。
 
 2枚目の写真の両端の看板や見学している人から、木のサイズを想像してください。これ、めちゃくちゃ大きいです。お茶の木というと、普段腰の高さぐらいのイメージしかないので、これだけ巨大な茶木を見ることはまずないのでびっくり。また300年以上も経っているという話なのに、ちゃんと新芽が出ているところがまだ息吹を感じさせ生命力の強さを見せつけてくれます。