「おれ明日からヴェネツィア行ってくる!*1」な2冊
「迷宮都市ヴェネツィアを歩く カラー版」/陣内秀信/角川書店(角川oneテーマ21)」
「AQUA」(1)〜(2)・「ARIA」(1)〜(12)/天野こずえ/マッグガーデン(BLADE COMICS)
―――前略、お元気ですか?
つーか、ヴェネツィア行きたーい!
たまたまヴェネツィア関連の本を2種類読んだのだけど、まあ見事に結びついて相乗効果でイタリア行きたい熱が再燃。
「迷宮都市〜」の方は、ヴェネツィアで暮らした経験を持つ建築学の先生が、有名無名の街のスポットや見所を、13の街歩きのルートに設定、それに沿って優しい口調で解説。カラー版といいつつ、基本読み物なので、掲載写真以上に見てみたい・気になるポイントが多すぎて困ることが不満なぐらい。というか、適度な写真で旅情を誘い、とりあえずこの本もってヴェネツィア行けっていうことか。
「(AQUA→)ARIA」は(書名は連載誌・社の変更で名称変更したとか)、今から約300年後のテラフォーミングした火星にヴェネツィアを再現した街という設定で、日常の中から幸せを見つけることにかけては天才的な水先案内人の女の子・水無灯里と仲間達が織りなす日常と成長を緩やかに描いている。こういったマンガにありがちな、成長せずエンドレズに続くものなのかなと思ってたけど、ついに動きがありこの10日に最終巻が発売。緩やかに感動を織り交ぜたような面白さが、あることを契機に一気に動き出す。その動きにとまどいつつも、きちっと前を向くことを選んだ灯里かわいいよ灯里。最終話の「あの頃は楽しかったじゃなくて、あの頃も楽しかった…」「いずれは変わっていく今を この素敵な時間を大切に ね」というあたりは心を鷲掴みされました。最近歳で涙腺が緩くなってる気がするとはいえ、とても柔らかくて素敵な話だと思いました。今テレビでやってるアニメまで見出したけど、最終回泣かずに見れるかなぁ。
今年の夏はひさびさのイタリアに行こうかな。夏が待ち遠しいです。
迷宮都市ヴェネツィアを歩く―カラー版 (角川oneテーマ21)
- 作者: 陣内秀信
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/07
- メディア: 新書
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- 作者: 天野こずえ
- 出版社/メーカー: マッグガーデン
- 発売日: 2002/10/01
- メディア: コミック
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