寝台特急「あかつき」号 長崎行き。

knyacki_j2008-01-11

 この3月で廃止が決まった、関西〜九州夜行最後の砦、寝台特急「あかつき」号に乗って、新大阪から長崎まで。小学生時代に乗って以来なので、もう2X年経つのです。最後の最後だろうと奮発しA寝台個室「シングルデラックス」を。
 設備は最近の安いビジネスホテル程度かという感じ。共用別室とはいえシャワーも使え、天井が高くて広いのと、コンセントがあるのが今どきとしては助かる。しかし経年劣化もあちらこちらに感じられ、また外観も哀れなくらいに。もう少し利用料金が安ければ、あるいは…。いや、もう今のあくせくした時代に即していない乗り物なのだろうかなとも思う。個人的な感傷としては、それでも残しておいて欲しかった、としか言えないところが寂しい。これから3月の廃止まではかなり混雑するのだろうけど、もう一度見ておきたいような、見たくないような…。

 いつも寝台列車に乗ると、なんどか途中で目が覚めたりするものなのだけど、岡山発車の後、発車時の衝撃が強くなって「運転粗くなったな」とか思っていたぐらいから急激な眠気に負け、次に起きたら諫早の手前でした。起きれたら門司や鳥栖の分割作業とかを見学〜なんてところか、もう終着間近。晴れていればそのまま島原半島方面に行こうかと思っていたのが土砂降りだったので中止にしたけど、あやうく降り損ねるところだった。良かったのか悪かったのか。