Sensational one-two finish for the Japanese in SIA Cup.

knyacki_j2007-05-20


 表題はSingapore turfclub のトピックスに付けられていたもの。そんなわけで、5/20にシンガポールクランジ競馬場で行われたシンガポール一の大レース、「シンガポール航空インターナショナルカップ(国際GI)」を見に行ってきました。(どうせ過去日記なので開き直りますが)日本からはJRAシャドウゲイト・昨年の同レース覇者でホッカイドウ競馬所属のコスモバルクの2頭が参戦したのですが、この2頭が1・2を決めたというので大興奮の日でした。

 シャドウゲイトはこのところの勢いに乗って事前から単勝1番人気ということで、パドックからも落ち着いて見え余裕な雰囲気がありましたが、コスモバルクは昨年の勝利馬とはいえ、前走などの調子がいまいち(大阪杯の負け方は結構マイナス要素だったようでした)のためか、予想より人気が低く、結構オッズがついていたし、パドックではちょっと入れ込み気味で五十嵐騎手が乗っても落ち着かず、他の馬より先に馬場に出される始末だったので、この好走は意外でした。一時はシャドウゲイトの勢いでコスモバルクも徐々に離され気味だったのだけど、なんとか2着に粘り混むことができて(個人的には複勝配当3頭中一番オッズが良かったというのも喜びの一員。海外で「これは勝てた」と思えるほどの配当を手にしたのは初めてかも)。実際、向こう正面の直線あたりちょっとかかり気味風だったのでどうなることやらと思っていたけど、ゴール前は再び伸びてくるあたり、もう興奮してある種見てられなかったです。2着は残念とはいえ、これで昨年の勝利もフロックと言わせない充分な走りができたと思います。一方のシャドウゲイトは、もう余裕の勝利。最後の延びも強さを見せつけたようなもので、芝2000mという距離も適していたのかなと思います。去年より全体的に早い展開な感じで、2′04″0と昨年より2秒ほど早い決着でした。

 実際、ナイターとはいえ高温多湿のこの気候となると、他地域からの遠征馬でも調子を合わせるのは難しそう。南半球からだとちょうどシーズンオフ、UKやヨーロッパからだとちょっと長距離輸送だし、一番近くの有力地域香港からは参戦無しだった。このレース、過去の開催で地元馬が優勝したこともなく(昔のジャパンカップみたいですね)、諸条件を見ても今回は日本馬2頭には結構有利だったんでしょうね。とはいえ、この海外での日本馬独占はやはり地元でも相当のインパクトがあったようで。、翌日の新聞などにも結構大きく取り上げられていました。
 しかし、この2頭どっちもこのSIA Cupが唯一のGI勝ちなんだよな。シャドウゲイトはこれから、コスモバルクも未だ力はあるようだし、がんばって欲しいです。


JRA/ニュース/シンガポール・エアラインズ・インターナショナル・カップ(国際G1)の成績
SINGAPORE TURF CLUB/RACE RESULTS/→: SINGAPORE AIRLINES INTERNATIONAL CUP (INT'L G1)