JR姫新線余部駅〜県立大学(書写キャンパス)間実証運行連絡バスの効果

knyacki_j2007-04-26

 毎年恒例相も変わらずこだまで姫路通いの季節、今年はスケジュールがハードだなぁ…とか思いつつ。
 いろいろ書きかけたのだけど、結局うまくまとまらないのでもう自分メモにする。

兵庫県立大学 書写キャンパス

 兵庫県立大学は、2004年に神戸商科大学姫路工業大学・県立看護大学の3つの学校を統合した関係でキャンパスが点在している。うち、書写キャンパスは、旧 姫路工業大学の姫路キャンパスで、工学部生と理学部・環境人間学部の1年次生が学ぶ。あまり周辺環境は悪くないのだけど、アクセスは姫路駅からバスで30分程度と少し難なところ。

資料

JR姫新線余部駅〜県立大学(書写キャンパス)間連絡バス実証運行の開始(兵庫県中播磨県民局:PDF)
http://web.pref.hyogo.jp/contents/000021310.pdf
JR姫新線の利用促進に向けての課題と提案(兵庫県立大学環境人間学部福島研究室:PDF)
http://www.shse.u-hyogo.ac.jp/fukushima/file/nakaharima-h16.pdf
JR余部駅前広場整備について(姫路市:PDF)
http://www.city.himeji.hyogo.jp/kouhou/presss/0607/7pdf/yobe.pdf

試験ルート比較

<通常> 定期路線バスで約25〜30分

神姫バス 姫路駅前←
→県立大工学部停留所
片道360円 通学一ヶ月
12,960円
通勤一ヶ月
15,120円

<実証試験> 鉄道10分+実証バス約15分

JR西日本 姫路←
→余部
片道200円 大学生一ヶ月
4,090円
通勤一ヶ月
5,980円
神姫バス
(試験運行バス)
余部駅前←
→県立大工学部
片道100円*1 - -

 やっぱり鉄道定期がバスに比べて割引率が高いため、実証試験バスは定期設定無しだけど、それでも実証ルートを30日フルで使ってもバス直行より安くなる。通常運賃では大きな差ではないが、定期でなら活用の価値はあるか。

乗車

4/26(木)夕方 16:34県立大工学部発→16:47余部駅16:52→17:02姫路駅 にて利用
 中型車で、椅子はすべて埋まるぐらいの乗車率。ソースでは通常料金(180円)のはずだったが、試行運賃(100円)のまま。ただし、その関係で支払いは現金のみ(ICOCAPiTaPa準拠のICカード、NicoPa対応の読み取り機は設置されているが未使用)。鉄道接続のために余裕時分を相当見ているようで、途中の停留所でも時間調整をしていたが、駅には若干の早着。ただ、運行ルートの道路は狭隘なところが多く、中型車体のバスでも結構ギリギリ。もう若干所要時間が縮められたらいいなぁとは思うとりあえず、試行運賃の状態であれば、乗り換えの手間は掛かるがそれなりに活用されているよう。ただ、バス運賃が通常に戻されれば厳しいだろう。
 姫路までの姫新線は2両編成、やっぱり席がほぼ埋まる程度の乗車率。大半が下校の高校生など。姫路駅で見る姫新線列車は、2両編成が常にほぼ満席なのだけど。まあ実質の利用は姫路口近郊それも大半が学生なのだろうなぁと推測。
 まあそれでも、少しでも姫新線兵庫県立大に効果が出てくれればいいなあ。

*1:ソースには平成18年12月までとあるが、実際乗車したらまだ100円だった。通常料金設定は180円