今度は紅茶でしゃぶしゃぶ

 「日本茶がなければ紅茶を使えばいいじゃない」。
 冬に「生茶しゃぶしゃぶ」なるものを食べ、なかなか面白い食べ方だと思って家で試してみようと思っていたのですが、気がつくともう鍋物をする季節とは言い難くなってしまいました。まあ、そうはいいつつも個人的には豚の冷しゃぶをよく作るので、じゃあまあやってみようかと準備をしたのはいいのですが、肝心の日本茶の緑茶がない。フレーバー緑茶(それも桃)や玄米茶*1とかばっかり。なんかあんまり肉にこういう味が付くのはどうか…、と思い切って紅茶で試してみた。とはいっても、日本産紅茶のほうじ茶の「べにほうじ」*2というもので、さっぱりとしていてがぶ飲みできるので重宝していて、在庫もまだ多いのでいいかなとかいう行き当たりばったりな考えですが。


 さて。具体的な手順。
1)茶葉を用意。濾すの面倒だから、茶葉を出汁取りパックに入れる。

2)鍋に投入。茶葉は10gぐらい見当。出汁は入れてないので、純粋に紅茶。

3)紅茶になった頃を見計らってしゃぶる。肉は好みで豚ロース。

4)できあがり。奥の鍋が「元」紅茶。えらい色になってる。


 ちなみに、下に敷いてるのは、キャベツを荒切りし洗ったものをレンジでチンした温野菜。最近よくする。これに市販のおろし風タレをかけて、ご飯と一緒に食す。見た目は殆ど変わらない。まあちょっと豚肉が紅茶の色に染まってるかな(いうほどでもないけど)というぐらい。その代わりに紅茶だったものが、肉汁&脂たっぷりのなんかギトギトしたものに変わり果ててました。見た目からしてこれをうどんや雑炊に転用しようとは思えない…。うーなんかごめんよ紅茶…。
 肝心のお味といえば、ちょっとタレが濃すぎたかな…肉単体の味が分かりにくくなってて。こころもち肉の脂が普段よりも落とされててさっぱりしているような気もする(気のせいかもしれないけど)。緑茶じゃなく紅茶を使ったというところに大きく問題はなさそうだけど、逆に普通の出汁でしゃぶるのとも違うのかどうか。普通のと比べてみれば良かったかな。いや、まあ、普通においしかったんで良かったですけど。

*1:厳密に言えば玄米茶もフレーバーティでしょうけど

*2:普通に飲んだ感想は→ http://d.hatena.ne.jp/knyacki_j/20070320#p2