沖縄の夕陽の色の紅茶

knyacki_j2007-04-10

 この前、難波の無印良品で目を引いたので買ってきた、沖縄産の紅茶ティーバッグ。

沖縄は北緯26度で、国内で唯一、アッサム種が自然な状態で育つ環境での茶畑が作れる「本格的な紅茶の生産に適した場所」だったのです。

http://www.okitea.com/okinawa/okinawatea_story.htm

 沖縄で国産紅茶の生産に取り組まれているところの紅茶。たまたま無印良品のキャンペーンで紹介されていたようです。日本では緑茶中心な文化なので沖縄産のお茶というイメージはあまりないのですが、紅茶を作るということでいうと、日本で一番南に位置するのだから、紅茶の産地の緯度に近づくとはいえるのか。過去に日本でも紅茶の増産を図ったことがあると聞いているので、紅茶の生産も実際には可能なのかもしれないです。別のコラムにある「沖縄の水は硬水なので、ロンドンと同じで紅茶に向く」といわれるとちょっと…とも思いますけど。そういうことになると、この沖縄産の紅茶は、本土ではいまいちおいしさが出せないことになってしまいます。硬水で淹れると水色の割に渋みが出にくい気は確かにしますが。実際には沖縄産だけではまだ味わいが難しいのかな、見ている限りではまだすべてがフレーバーになっているか他産地とのブレンドもののようですが、いつか純国産の沖縄紅茶として出てくるのかもしれませんね。
 今回購入したのは「SUNSET TEA【夕陽の紅茶】」という、スリランカ産茶葉とのブレンド。名前の通り、きれいな夕陽色をしています(写真ではまだ色が出ている途中ですが、実際は夕陽色というのがピッタリな濃いオレンジ色をしていました)。国産紅茶を飲むときにいつも思う渋みの無さが、今回のものは紅茶の産地とのブレンドものだからか、ちゃんと軽く渋みも感じるし、でも爽やかというところが飲みやすい。半分、ネタになれば…ぐらいで購入したのだけど、期待以上に飲めるお味でした。今後どのように展開されていくのかちょっと興味ありです。個人的にはまだ未踏の地ですし、いつか現地で飲めるぐらいに普及していたら楽しいなぁ。