スイッチバックと出雲そば
島根県宍道から広島県の備後落合までの81.9kmを結ぶJR木次線に乗ってきました。たぶん昔乗車したのが小学生の頃だと思うので、もう20年以上ぶりという果てしなく過去の記憶だったのですが、意外と何となく覚えているもんです。
来週からちょうど「奥出雲おろち号」なるトロッコ列車が運行されるのですが、後述の事情で今週にしかこれなかったので、のんびりと定期列車で旅してきました。最初乗った列車は途中駅止まりだったこともあり、途中で乗客が私一人だけになったときは「どうしよう?」と思ったものですが(何をどうするわけでもないんですが)。
途中、少し前にテレビドラマにもなった松本清張原作の推理小説「砂の器」の舞台にもなった亀嵩駅で*1知る人ぞ知る名物の出雲そばを食し(ソバの味がしておいしかった!)、スイッチバック駅の出雲坂根駅のホーム脇に湧き出ている「延命水」というまろやかな天然水を汲み、添乗員?さんの説明を聞きながら横を走る国道のループ橋・通称「おろちループ」を眺め、途中線路上に落ちた「竹」を列車が踏み緊急停止したり、終点一個手前の駅到着のアナウンスで一人転げ落ちそうになったとかしながら、約4時間半ほどかけて全線を乗り通し*2ました。18キップ期間ということもあり、鉄ヲタさんだけでなく観光客もそこそこ(まあそれでも1両で20人にも満たない程度ですが)いて、観光で売り出しているだけあって、比較的にぎわっていたかなと。のんびり鉄道の旅って、久しぶりだなぁ。