「カラヤンとフルトヴェングラー」

 カラヤンフルトヴェングラー(そしてチェリビダッケ)に焦点を当て、カラヤンベルリンフィルの首席指揮者になるまでを巡る権力闘争・人間模様を的確に*1描いたもの。なかなか興味深かったとはいえ、こういう話が面白いのはちょっと覗き見趣味的かなとか気になったりもして(各人に対する分析などがきっちり成されている〜カラヤンが新技術に注目した理由などは面白かった〜ので、決して暴露本のようなのではないのですが)。まあ実際の音楽が変わるわけではないので、面白かったでいいか。でも、私事だけど、なぜ過去の本を読み終わった夜、39℃の熱を出し夢に出てきて魘されてました。訳がわからない。

カラヤンとフルトヴェングラー (幻冬舎新書)

カラヤンとフルトヴェングラー (幻冬舎新書)

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*1:分量的に、の意