JR小野田線 通称"本山支線"


 別の友人F氏に是非ともと紹介されて乗ってきました。しかし、昔から本数は少なかったはずだけど、今は完全に通学専用列車になっているようで、朝7時台と夕方のみの全5往復。日の暮れるのが早くなったこの時期、かろうじて有効時間帯に動くのは16時の1便のみ。今日の予定はこれを中心に設定したと言っても過言ではありません。日曜日のおかげでか、雀田からの乗客は私以外に2人。大型時刻表を持った鉄ヲタさん、終点に親がお迎えに来てた近所の小学生。

 そんなわけで、約20年ぶり位に訪れたのですが、変わっているのは車両*1と列車の本数ぐらい。三角州のような起点・雀田駅。ひたすらまっすぐ延びる線路。これでおしまいとばかりに突然途切れる、実質大量輸送機関という使命を終えた何もない終点・長門本山駅
 そのまま折り返さず、後の列車までの時間を使い、歩いて近くにある本山岬まで行こうとしたのだけど、帰りの都合で残念ながら岬の一歩手前のバス停留所までしかたどり着けず。結局、替わりに家々の隙間から見える太平洋へ沈んでいく太陽などを眺めていました。広い水平線の中に隠れていく赤い珠はとても幻想的で。
 あたりはもう真っ暗な"本山支線"長門本山駅、18時30分。少し早めの一日が終わろうとしていました。


 …いや、しかし、翌日、打ち合わせが長引いて、24時間後再び雀田駅に滞在しているとは、誰が予想していただろうか…?

*1:クモハ42型という戦前の旧型国電車両が、一番最後まで走っていたところだったのですが、2003年に引退。