11月に読んだ本メモ、コミックスあたり

「もうすこしがんばりましょう」２／山口舞子／白泉社（花とゆめコミックススペシャル）

もうすこしがんばりましょう 2 (花とゆめCOMICS)

　１巻のときよりも、だいぶキャラわけがはっきりしてきた分、すっきりしたように思う。ただのバカが２人になって「天然バカ｣「暴走バカ」に分裂したりとか。展開はお決まりっぽくなりつつもあるけど、4コマ〜1Pショートならそれで王道パターンあってこそだと思うし。しかし、クラス替えはあったけど、やっぱり歳は取らないのかな。

「夏目友人帳」１／緑川ゆき／白泉社（花とゆめコミックス）

夏目友人帳 (1) (花とゆめCOMICS)

　「蛍火の杜へ」で著者を知ってから、この人の「微妙な人物像と人外の触れあい」の描き方がピンポイントにツボなんですけど。いまどきの少女マンガほどの華やかさはないけど、すごく丁寧で、百鬼夜行ものっぽいんですが（実はぜんぜん違うように思う、私はその系統苦手だから、なんて理論的ではないけれど）そうではなく、無ではなく喪われた状態、「寂しい」ところからの始まりなのに、優しさと切なさに溢れていて。その分、いつでも読める作家さんじゃないのですが（精神状態が負のときにはつらいときもある）、この本は逆にそういうときこそ読み返したくなるかもしれません。

「ふらっとらいん♪」１／ででん♪／メディアワークス・角川書店（電撃コミックスEX）

ふらっとらいん (1) (Dengeki comics EX)

　Amazonの表記に"♪"が両方抜けているのはいけないと思うのです。あと、やっぱりポイントは「ぺた」で「メガネ（常時でなくとも可）」で「ツンデレ（ツンだけでも可）」だよなぁ。それだけでもう最強だよ。って何書いてるんだ俺は…。

「WORKING!!」１／高津カリノ／スクウェアエニックス（ヤングガンガンコミックス）

WORKING!! 1 (ヤングガンガンコミックス)

　"working"っていうか、"warning”って感じですけどね、このファミレス。
　元のwebサイトを知らなかったのですが、よくこねられた4コマだと思います。何がすごいって、キャラクターの違うweb版と両方で連載していて、よくネタかぶりもなく続いていて、それがちゃんと別の作品として面白いというとこか。