寝台特急「彗星」号 南宮崎行き。

knyacki_j2005-08-24

 まあ、ではちょっと行ってきます。
 
 ちょうどこの前、10月のダイヤ改正で彗星号の廃止されるというニュースを聞いたので、乗り納めしておかないと、というのが多分にあったことは否定しません、ええ。まあ、お休み頂いて遊びに行ってきます…というわけではなく、ちょっと明日九州での仕事のため(多分詳細は明日書く)、明日昼までに九州入りしておく必要があったんですが、困ったちゃん台風11号がやってきたおかげで、明日の飛行機が確実に飛ぶかどうか不安だったおかげで、陸路九州へ向かうことにしたのです。


 しかし、今日急遽思い立って、昼休みに新大阪のJTBで空席聞いたんですけど、さほど混んでいるわけでもなく、個室B寝台・ソロが取れてしまいました。寝台列車に乗るのも久しぶり(あ、去年函館旅打ち北斗星に乗ったか)だし、まして個室は国内・海外合わせても数えるほどしかないので、ちょっとはしゃぎ気味。とはいえ、13両編成のうち前6両が南宮崎行き「彗星」、後ろ7両が長崎行き「あかつき」だけど、平日とはいえまだ夏休み期間中なのに大分行きは2両減車で4両(うち個室車1両)。


 廃止直前になるとまた「お別れ乗車」などで乗客も増えると思われ、ある種今が自然なんだろうとは思いますが、高くて時間がかかるから需要がないのか、元々パイが少なくて採算ベースが維持できないのか…乗車しているとなんとなく残念だけど仕方ないのかなという気がします。それなりに保守されていても、改造車の個室ですら経年劣化が気になり始めているし、これで新幹線+九州特急よりも3,000円程度高く、時間は言うに及ばず、となると…。カシオペアトワイライトEXP.のように「くつろぎの時間を金で買う」「陸のクルージング」ぐらいの特色がないとなると、何で勝負できるのか…と思ってしまいます。せめてサンライズEXP.のように、個室などの差別化や電車化でのスピードアップ(特にJR九州側での特急網に速度面で支障を来しているという話もありますし)などを考えて、となるとそこまで予算や手間をかけて存続させる価値というのを、もう大阪〜九州間寝台列車に求めるのは難しいんでしょうかね。


 併結の「あかつき」号は、熊本行き「なは」号との併結運転となり、この1列車が最後の砦になるそうですが、いつまで存続できるんでしょうか。リニューアルやテコ入れされるときは来るんでしょうか。なんだか書いていると負の面ばかりになってしまいました。


 そうはいっても、出張のどさくさに紛れて寝台列車なんか選択してしまうあたり、仕事といいつつ利用して楽しんでるなぁ>自分。正直「めんどくさいなぁ、飛行機なら1時間ちょいだよ?」と思っていたにも関わらず、すこーしワクワクしている私が今ここに。一人用個室ってすごいなぁ、広さはカプセルホテルに毛が生えた程度だけど、まるでテトリスのように組み合わせてスペースを確保している苦心の跡がよくわかります。意外と悪くないです。まあ基本的には寝るだけだし。うーん、しかし、さっき岡山を出てから運転が荒くなったような気がする。運転士さん変わったんかなぁ。
 ではそろそろ、おやすみなさい。