山城盆地の天井川トンネル

 ひさびさにJR学研都市線に乗ったとき、途中で何箇所か見かけたレンガ積みのトンネル。明治31年(1898年)開通当時のものなのかな? 結構平地が広がっている場所(正確には盆地ですが)に、突然レンガ積み隋道が現れるので、不思議でした。京田辺駅前後と同志社前駅直前に見かけて、同志社前駅下車だったので、帰り電車に乗る前にちょこっと寄り道して写真とって来た。

 あとで調べたら川だった。ちょっとびっくり。なんでも木津川支流は、土壌が大変弱い花崗岩等のため、風化・開発により支流の河床が上昇したため、治水のため道路の上を水管橋で渡ったり、川の下をトンネルがくぐったりする天井川になったものが多いとのこと。そのため、JR奈良線学研都市線あたりにはいくつかの天井川トンネルが残されているらしい。電化時に撤去されたものもいくつかあるそうだが、私が見た3箇所は、路盤の下を掘り線路を沈めることで対応させたとのこと。こんな背景を知ると、もう一度ちゃんと見に行きたいかも。やっぱり河の水が流れている下を電車が走ってるなんてミステリアスではないですか。
 ちなみに、仕事での目的地はここ。


 おまけ。しかし、ここは京都府だったと思うのだが、なぜに奈良交通なのだろう?