「姫路といえば書写山。」なのか?


 取材で、この近辺の見どころ・遊びどころというのをいろいろ尋ねると、必ず「書写山」というお答えが返ってきたので、やむを得ずどんなところかと行ってみることにした。まあ、本当は個人的には、少し前に一度ロープウェイで山上までだけは上がったことがあるのだけど、なにか(絵になる)見どころなどがあるかというかすかな期待を持って行ったのですが。
 車を呼びロープウェイ乗り場まで。この乗り場がちょうど山陽自動車道の高架の麓にありアオリ写真が撮れない。オマケにコイノボリが張り巡らされ季節感ありあり。とりあえず15分に1本のロープウェイで山上まで。下から見るより高低差がはっきりとしたのはいいのだけど、遠景は霞がかってしまい今ひとつ。展望広場は「この先100m」という看板の20mほど先に「あと200m」って距離倍に増えてるがな!と謎の案内に惑わされる。おまけに展望広場はグライダーの滑走路?というのでしょうか、ジャンプ場所になっているのか、斜面に派手にシートが張られていて、広角に撮れない。逆に山上の寺があるという方向へ進むと直ぐに拝観ゲートがあり、今度は撮影の許可が必要やらと振り回されっぱなし。結局、山上を歩くこと1時間あまり。西国三十三箇所巡り・二七番書写山円教寺をぐるりと本堂から三つの堂まで。いまいち絵にあらわしやすいところが無く(大学とお寺という組み合わせはちょっと…)ただただ疲れを抱えて帰ってきてしまいました。
 ついでに愚痴れば、ロープウェイは往復900円。しかし、山上駅から一歩、山の散策に行くつもりでも、お寺方面へ足を向けると、入場料拝観料が300円。それなら、ロープウェイ乗り場にひと言案内があってもいいのでは? それに、ロープウェイと麓から姫路駅までのアクセスバスは、同じ経営の姫路市交通局。なのに、なぜロープウェイは15分毎なのに、麓におりてきたらバスは20分毎? それも接続が全く考えられていない等間隔の時間設定ってどういうことですか? 00分山上発のロープウェイで所要4分。麓におりてきてバス乗り場へ行くと、バスも00分に出たあと。次は20分発。山上15分発のロープウェイが降りてきたなーという頃にバスは出発。次のバスは40分です。というのは、あきらかに利用客のことを考えたダイヤではないよね? そもそもやる気がないのか、観光スポットとして売り出す気がないのか、団体やタクシー利用客がメインで、路線バス+ロープウェイなんて乗り継いでくる客はごく少数なのでどうでもいいとか、なのでしょうか。バスも、コレどこに向かってるの?と思うようなルート(実際地図を見たわけでないので、これはあくまで主観ですが)で、姫路駅まで所要30分。え、そんなに遠かった?と思うほど予想以上にかかったのですが。ううん、主観でこんなにマイナスイメージを持ってしまったらいかんよなぁ、とは思うのですが、どうも…。