おかえり、オグリキャップの里帰り。笠松競馬場


 一年ぶりの笠松競馬場。しかし、今年のオグリキャップ記念は特別。本物のオグリキャップが帰ってきたから。もちろん走るわけでないですが、もう20歳(場内アナウンスで思い出してびっくりした)にもなるのに、はるばると北海道からやってきたことがうれしくなります。噂になっていたのは聞いていたけど、ついに実現かー。「地方競馬に行こう!」さんのサイトで知って、即名古屋行の新幹線を手配したのです。

■ 笠松けいば
 「オグリキャップの里帰り」
  笠松が生んだ稀代のスターホースオグリキャップ」が北海道より帰郷!
  *4月29日
   1. 第1レース発売前(10:15〜10:35) 本走路に登場
     スペシャルゲスト:安藤勝己騎手
   2. 最終レース終了後(16:35〜17:10)
     「里帰りセレモニー」実施 本走路に登場
  *4月30日
     最終レース終了後(16:20〜16:40)
     「ファンとのふれあいセレモニー」実施 本走路に登場

 朝10時前には競馬場に行かねば、と言うことで、疲れててなかなか起きれないながらもなんとか8時のひかりで名古屋入り、そのまま名鉄電車で30分、見た覚えのある競馬場の姿が。なんとか10時前後に到着して、まだ特別観覧席も空いていたので、とりあえず席を取り、荷物を置いてゴール前近くに。しかし、レース開始前なのにものすごい人。もちろんみんなオグリキャップに会いに来ていることは確実。売店のおばちゃんも開店準備の店をおいて覗きにきてたし。
 朝の部では、スペシャルゲストに安藤勝己(元笠松)騎手もやってきていた。さすがは笠松時代の主戦騎手。アナウンサーが「キャップは…」と語ることに、笠松での誇りと愛を感じます。全国では「オグリ」と呼んでる事が多いけれど(自分もそう)、笠松では「オグリ」は冠名でたくさんのオグリがいるので、オグリキャップは「キャップ」と呼ばれる。それだけでも笠松の誇りを感じ取れて、観戦にきた甲斐があったなぁと思ったり。アンカツオグリキャップとの対面といって本馬場に入ったけど、オグリキャップ大興奮であんまり近寄れてなかった(→写真)。アンカツ嫌われているのか(笑)。本能で嫌っているのかオグリキャップ。そのあと笠松時代のオグリキャップの思い出などを語っていた。ちょっと場内放送は聞き取りにくかったけど、いい思い出を聞かせてもらった気分です。今年はいまいちパッとした成績を残せてないアンカツだけど、がんばって欲しいなぁ。この週末は、…天皇賞スズカマンボかぁ…うーん…。もとい、しかしすごい盛り上がり。それも、中央で見かけるようなはでな盛り上がりじゃなく、どちらかといえば地元総出でお出迎えと言った感じ。それがかえって雰囲気を良くしていたかもしれません。
 全レース終了後の2度目のお披露目は、時間の都合で半分ぐらいしか見れなかったのですが、元調教師さんや元馬主の小栗氏など、笠松時代の関係者が集まって懐かし話をしていました。ちょっと聞きたかったような。
 今回のオグリキャップの帰郷は、高齢馬の移動という点も含め賛否両論あったようですが、こうしてオグリキャップを待ってくれている人たちがいて、笠松競馬の振興につながれば、結果として良かったのじゃないかなと思います。もちろん種牡馬としての役目を終えていたからこそできたことだろうし、あまり頻繁に移動させるのも体調面で問題とも思いますが、当然ながら万全の体制をしいて迎え入れているわけですしね。
 今日はけっこう真剣に競馬をしてしまったので、あんまり街を歩くことができなかったのだけど、次回行くときには厩舎と競馬場を結ぶ噂の「馬専用道」なども見に行こう。それまでちゃんとがんばって存続してくださいな。お願いします。