上海カフェづくしの旅(1)、老上海茶館「冷西湖龍井茶」／上海市方浜中路385

　入口のめちゃわかりにくい階段を登ると、古き良き上海の姿が展示されていた。ここは上海の豫園の近く、上海老街の中にある茶房「老上海茶館」です。雑踏から離れた茶室の中には、店主が集めたらしい古い家具や写真などが展示され、音楽も昔の曲と思われるものがチョイスされている。雰囲気作りがうまくなされている店だと思います。といっても、専門茶館というわけではなさそうで、メニューにはコーヒーやビールもあり、簡単な食事もとれるよう。また、展示物だけ見学していく外国人の姿も見られたり、博物館的な役割も果たしている感じ。簡単な英語なら通じるので助かった。中国って予想以上に街で英語が通じないので。
　で、本当なら熱い茶を飲みたかったのだけど、歩いてきて蒸し暑かったしなあ…と悩んでいたとこに同行友人が「どれならアイスが飲めるか？」と聞き、意外にも龍井茶とジャスミン茶がアイスでできるというので、私はアイス西湖龍井を、友人はアイスジャスミン茶を頼む。ちょっと邪道だなーと思いつつ頼んだのだけど、出てきたお茶はキンキンに冷えているというわけではなく、少し氷は浮いてるけど、基本的に常温の水（冷まし湯と思われる）で作られているよう。アイスなら何度も味が出ないかな〜と思っていたけど、ちゃんと湯（水？）を継ぎ足してくれ、何度もほのかな味が楽しめて、気がつけばおなかがチャプチャプになる勢いでした。とりあえずおいしかったです。