長崎国際大学茶室「自明堂(じみょうどう)」で鎮信流のお茶

knyacki_j2007-09-27

 今週は全然席を温めるヒマのない外出続き、今日は長崎県にある長崎国際大学というところに所用でお伺いしたのですが、話の流れで茶室を見せて頂くことになり、なぜかついでにお茶まで点てて頂いてしまいました。
 こちらの大学では、ホスピタリティ精神「もてなしの心」をテーマに教育や施設を設置されており、その一環として大学内に茶室を用意し、全学生が茶道文化を学びます。茶道の世界は不勉強にして知らないのですが、こちらでは茶道鎮信流という武家茶道を提供されています。松浦藩の大名茶を祖とし現代まで続いている珍しいものなのだとか。先生曰く、最初はおそるおそると茶菓子をかじり、抹茶が苦いと顔をしかめながら飲んでいるのが、そのうち茶道の振る舞いを覚えると共に、行儀や礼儀もしっかりとしていくのだそうです。そこには大学の精神が良く表われているのでしょう。こちらの茶室は昨年新設されたもので、100畳ほどの広さがあるのだとか。この広い部屋に、試験の時にはスーツの学生達が列をなしているのだとか。その光景は壮観でしょうね。
 そんなお話を聞きながら、突然の来訪だったのに、たぶん薄茶だったと思うのですが、茶菓子と共においしく頂かせて頂きました。大学の「もてなしの心」を身をもって教えて頂きました。
茶道鎮信流 http://www.chinshinryu.or.jp/