アジア最長のロープウェイ「Ngong Ping(ゴンピン) 360」


 まあ、そんなわけで1ヶ月ぶりの香港です。さすがに何も変わったような感じはしません。
 で、前回アングラな買い物三昧で行けなかった観光地の補足というところで、昨年秋に香港国際空港の近くに開業したアジア最長のロープウェイ「ゴンピン360『Skyrail』」に乗って、ランタオ島の大仏さんを見に行ってきたお話。


 空港島から橋を渡ってランタオ島の玄関口で、地下鉄(MRT)終点でもある東涌(トンチョン)というところから、世界最大級の屋外座仏「天壇大仏」がある昴坪(ゴンピン)まで、5.7kmの距離を約25分かけて結びます。たくさんの17人乗り大型ゴンドラが順繰りに回転して行くタイプで、『Skyrail』往復で88HK$。ただしIC乗車券「Octopus(八達通)」が使えないのがちょっと面倒。他に山上にあるアトラクション入園込みのチケットもあったけど、(なんかしょぼそうだったので)ゴンドラだけに。ちなみに、山上へは遠回りだけど路線バスでも行ける。でも、東涌のチケット売場で「片道」というと、帰りどうするのだ、信じられない!という反応で、往復にするよう勧められたので、おとなしく指示に従う。結果的には景色も良かったので正解だったかな。チケットと一緒にパンフレットを貰える。ちゃんと日本語版もありました。


 結構混んでいるという話を聞いていたけど、昼15時過ぎだったからか並ぶこともなく、一人でゴンドラを占領することができました。麓の乗り場を出ると、だんだんと高層マンション群が遠のき、対岸の空港島の施設が、まるでミニチュア模型のように動いている様子が見えるのでついつい見入ってしまう。そして、海を越えると今度はランタオ島の山越え。このロープウェーは途中の支柱が少ない上に一気に山上まで登っていくので、高所恐怖症の人にはつらいかも。途中何かのアクシデントで止まった日には…!(実際、そんなこともあったらしいので)。どこまで進むねん!と思いつつも時間はあっという間に経ち、進行方向左手に大仏さんが見えてくる頃に山上駅へ到着。景色が結構ころころと変わるので、これはなかなか楽しい。

 

 山上には「ゴンピン・ビレッジ」という、中国の古い街並み風に改装されたモールがあり、中国茶芸館やカフェ・土産物店等が並んでいます。いくつかのテーマパークもここにありました。そして、このモールから5分ぐらい歩いたところに、天壇大仏のある寶蓮(ポーリン)寺の参門にたどり着きます。大仏までの石段は250段。入口では入場券を販売するブースがあったのだけど、時間が遅かったのかブース閉まっていて、入口は自由に入れるようだった*1ので挑戦。いやぁ歳だなぁ、これだけ登るのにこんなに時間が掛かってヘロヘロになるとは…。でも、香港滞在中一番いい天気だったのもあって、頂上からの360度の景色は最高によかったです。体力と引き替えた価値は充分あったかなと思います。ふう疲れた。

*1:他にも観光客はいたのだが、みなスルーし入っていたので真似た