最近の読書メモ 069〜

「中国世界遺産自由旅ガイド―絶対得する!!海外個人旅行」/下川裕治・「格安航空券ガイド」編集部/双葉社

中国世界遺産自由旅ガイド―絶対得する!!海外個人旅行
 中国って、あまりにも広大すぎて、周遊するとかキリがなくてできないという感じ。最近、いろいろと政治問題もあって、大陸の方に足を向けることがなかったんだけど、やっぱり見てると行きたくなるなぁ。これだけ様々な形の遺産があるってのはやっぱりすごいよな、と改めて実感する。
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時をかける少女 〈新装版〉」/筒井康隆角川書店(角川文庫)

時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)
 この夏、この本の続編となるアニメ映画が上映され、けっこう評判もよいということで、せっかくだから今更ながら原作を読んでから見に行こうと思い購入。で、ひと月ぐらい経てしまっていたわけですが。
 昔読んだことがあったかどうかも定かでないぐらいで、ほとんど初読と変わらないのですが、なんというか懐かしく全うなジュヴナイル小説だなぁ、と。たぶん、当時としては新鮮(画期的なくらい?)だっただろう「タイム・リープ」という言葉できっちりと説明されるのが、何というか懐かしいのですが。さすが40年ほど前の刊行なので、テンポの遅さや文装飾のあっさりさなどは古さを感じるところだけれど、根本の内容の面白さは損なわれているわけではなく。どちらかというとジュヴナイルの古典という感じだろうか。今のライトノベルを読み散らしているひとには不満だろうな、とか思ったけど、逆に挿絵や余計な装飾がない分、ある種新鮮で、時代に左右されない面白さが確立されているのかなと思う。だからこそ、何度にも渡って、テレビや映画などにリメイクされ続けているのだろうから。
 ちなみに、文庫の半分ほどは、別の短編が収録されています。個人的には、こちらのほうは「まあ、こんなものか」といったところ。面白くないわけではないのですが、展開が読めるといまいちなところとか、表題作ほどではなかったのかなと。ま、言ってしまえば「毒のない筒井康隆」ですから、そういうところの期待ができないですしね。
 そんなわけで、今のところ来週以降の上映未定になってるし、ちょうど今日は男性1,000円の日らしいので。これからテアトル梅田に、映画見に行ってきます。
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