CAFE Danidoff (Kazimierz,krakòw,Poland) で、Dilmah 紅茶を

 いくら歩いて回れるとはいえ、さすがに1日2万歩超し続けているとへとへとになってきます。そんな中、初日に案内してもらったガイドさんに教えてもらった、カフェを探して一人で行ってきた。ここはカジミエーシュ地区という、映画『シンドラーのリスト』の舞台になったユダヤ人ゲットー(強制居住区)があった場所。その中でも中央広場は市場のようになっていて、朝からそこそこにぎわってました。そんな広場の一角にあるカフェ。カフェといっても、アルコールもおいてていわゆる限りなくバルに近いものですけど。歩道にテーブルを並べて、晴れた日はオープンカフェが気持ちいいです。
 なんといっても、このお店の特徴はこのテーブル。って何でミシンが置いてるのだ、というと。何でも、昔は「SINGER」という名前だったそうですが、このお店、すべてのテーブルがこの足踏みミシンの台になっているのです*1。メンテナンスし針と糸を通せば、直ぐにでもコーヒーを飲みながらミシンかけが〜なんておもしろい光景ですよね?まあ、実際には動きませんが、それでも、道端にこれだけ大量のミシンテーブルが並んでいるのはちょっと他では見られません。ミスマッチが楽しい空間です。



 ちなみに、ふつうに「ティー」を頼むと、Dilmah(以下ディルマー)の CEYLON GOLD ティーバッグが出てきました。ちなみに、行きのポーランド航空の機内食でも、ホテルの朝食バイキングでも、紅茶はディルマーでした。ディルマーって、確かスリランカの企業だったのに、たまたまなのかな、などと思っていたけど。実は、調べてみるとディルマーにとって、ポーランドは特別な場所だったんですね。紅茶の販売を開始した当初、セイロン茶葉100%を使い、現地で新鮮なままにパッキング、各国へ直送するというという独自の方法をとっていました。それが、販売拡大のため、当時のEC諸国向けに生産センターを設立した地がこのポーランドというわけだったそうです。そのおかげで、ポーランドでは、紅茶=ディルマという図式ができているようでした。なるほどねぇ。
 そのお味といえば、セイロンにしては結構さわやかな味わい。さっぱりとしてるけど薄すぎずコクもあり、ここではストレートで飲んでましたが、ホテルなどではミルクを入れて、とおいしくいただけました。お、でも、日本代理店のサイトを見てると、この一番プレーンな「CEYLON GOLD」って輸入されていないのか。ティーバック1ケースでも買ってくりゃよかったかなぁ。

*1:一応付け足すと、SINGER=世界でもっとも古いといわれるミシンメーカーです