「阿波番茶」を淹れてみる

knyacki_j2006-01-15

 先週、青春18四国ツアー時に、坂出のサティにて見かけたもの。普通にスーパーに置かれているものなのだとちょっとびっくり。どうやらこの辺一帯では普通に飲まれているお茶のようです。
 阿波番茶とは、徳島県の山間地一帯で夏に作られる番茶の種類で、いわゆる後発酵茶(中国茶のプアール茶などと同じもの)です。7月ごろに茶葉を樹から全部摘み取り、煮、揉み、桶に漬け込んで(ここで発酵させる。乳酸発酵だそう。)天日に干したもので、いわばお茶の漬け物のようなものだそうです。茶葉は結構原形をとどめていて、雨の後の落ち葉のよう。見た目は京番茶などと似たようなものか。味はといえば、京番茶とまた違った癖がある感じかな。何度か淹れてみたのですが、いつも沸騰したお湯のなかで1〜2分程度煮出すのですが、水色は薄く味も熱さもあるのかあまりわからないぐらいな感じ。もう少し時間を置いて煮出した方がいいのかな。そのうちちゃんと味がわかるんですけど。といっても、さほど濃くもなく、冷めると心持ち酸味を感じるように思います。

参考サイト:O-CHA NET〜「日本の喫茶文化」より「阿波番茶と土佐の碁石茶
http://www.o-cha.net/japan/japan/culture/culture03.html