「べにふうき緑茶」アサヒ飲料

knyacki_j2005-02-14

 2年前の冬に静岡の「2003世界O-CHAフォーラム」で初めて見かけた『べにふうき』が、ついにペットボトルになったかと思うと感動、というかすごいなあという感心。
 このお茶は、そもそも日本の「べにほまれ」種と中国系の「ダージリン」種を交配して作られた紅茶用の茶葉で、『野菜茶業研究所』というところで育成され、1993年に命名登録。それが、花粉症などのアレルギーを抑制する効果があるということで、業界で注目されていたそうです。これが03年のお茶フォーラムでの話題。去年のお茶博覧会などではすっかり忘れていたのですが、たまたま何かで見かけた「アサヒのオンラインショップ限定茶」という触れ込みをたどると、気がつけばこういう形に。
 しかし、このお茶がなかなか商品化されなかった理由の一つが、「渋い」ということ。日本茶にしては異常なくらい渋い。渋茶とか目じゃないぐらい。というか、日本茶の渋さとはまた違った独特な渋さです。昔、会場限定で売られていた茶葉から飲んだときは、そんな渋く感じなかったんですが、今回はPETを冷やして飲んでいるからか、渋さがより強く感じる。でも、紅茶に仕上げてしまうと抑制作用の何かが破壊されてしまうとかで、わざと緑茶にしているとか。なんというか風変わりですねぇ。
 『べにふうき』についての詳しくは→花粉症と「べにふうき」 [中国茶] All Aboutなどでどうぞ。