「煎茶・正喜撰」in 京はやしや 大阪・ヒルトンプラザウエスト店

knyacki_j2004-11-13

 初めてヒルトンプラザウエスト&ハービスエントに行ってきた。感想:人混みに疲れた。
 …でおわるのもアレなので、お茶に絡めて、ヒルトンプラザウエストの3階にできた「京はやしや」のカフェに行ったことなど。京都の三条大橋近くの店と違ってこじゃれた(失礼)雰囲気、お茶のメニューは本店に比べてだいぶ限られているようだけど、その分スイーツやお茶関連の軽食(茶そばとか茶漬けなど)が色々あり、その目的で一度行ってみるのもいいかもです。たまたま行ったときはもう夕食近くだったのでおとなしくお茶だけ注文。京都は和束産のお茶、正喜撰(漢字これであってたっけか?)をいただく。もっと渋いお茶のつもりだったんだけど、思ったよりはまろやか。一杯目は注がれた状態で来るのだけど、もちろん差し湯ポットも茶葉入り急須もついてくるので何度か入れ直す。ああ、でもこのお茶、やっぱり1杯目が一番おいしいかもーと思う。つまり、同じような味が再現できず、だんだんと渋みが強くなって。うーん、渋いお茶のつもりで頼んでいたのだからいいんですけど、何か悔しいなぁ。
 この正喜撰というお茶は、何故か名前を高校日本史の授業で習ったので覚えている。江戸末期に頻繁に黒船の来航があった頃の川柳に『泰平の眠りを覚ます上喜撰(蒸気船) たった四杯で夜も眠れず』というものがあって、「四隻の軍艦(蒸気船)が恐ろしい」と「上喜撰(または正喜撰)という名前の当時流行っていた煎茶4杯も飲むと目がさえて眠れない」という二つの意味を掛け詞として詠まれているのが印象的だった。その時は「うーん、どんなお茶か飲んでみたいなあ」とか思っていたけど、今となっては自分の好みとは違う種類だなあと思って飲んでいなかった。まあ、たまたま目にして飲んでみたのだけど、別にわざわざ避けるような味でもなかったなあ、と。また機会があれば飲んでみようかな。