「烏龍紀行[水仙]」アサヒ飲料

 あいかわらず渋い。ペットボトルの烏龍茶ってそんなもん?
 『香りを楽しむ、うまみを味わう shui xian Voyage of Oolong』とロゴ&キャッチコピーのようなのが書いてあるけど、別に特別すごい種類でも珍しいものでもなく一般的に(日本では)よく飲まれてる種類と思うんだけど、わざわざ「烏龍茶の旅」とか言われてもなあ。逆に「福建省 永春(えいしゅん)、建甌(けんおう)産の茶葉を使用」とか言われても、こんどは細かすぎてわからん。まあ、産地をはっきり書いてるのはいいことなのかもしれんけど、わざわざ地名を日本語読みのルビふらんでもええんちゃうんか?という疑問。火入れが強いと書かれているとおり、すごく渋めです。香りもあんまり覚えがないのだけど。正直期間限定とか言われるほど特別うまくも何とも思わんかったなあ。ふだん烏龍茶を飲む人って、こういうちょっと渋めの味を好むのですかねえ。っていうか烏龍茶っていう一括り自体がたいがい乱暴な気がしますけどね。まあ、私が好むような烏龍茶の味って一般受けあんまりしない気もしますが…。
 ちなみに、「一級茶葉100%使用」!とか書かれてますけど(まあ、このお茶に限らず)、中国では一級の上には特級とか極品などもっと上を表す言葉がたくさんあるんですけどねー。一定の基準以上ではあるのは確かだけど、最高の種類ってわけではないってことをよく表してますよねー。まあ、日本で「宇治産茶葉100%」が宇治の「周辺地域」産であるようなものでしょうかねぇ。宇治に行ったら、市街地周辺見渡しても茶畑なんか存在しなくってびっくりしますよー。
 とりあえず、烏龍紀行などという名前にしてるのなら、他の種類の茶葉のボトルもでるんですかね? まあ楽しみに待っておきましょう。