笠松競馬場・第13回オグリキャップ記念(交流G2)

 ここにくるときはぜひこのレースを、と思っていた。

 笠松競馬の看板レースであり、ダート長距離路線の最高峰(笠松競馬のパンフによると、ですが)を誇るこの「オグリキャップ記念」は、その距離2500m。この小さな競馬場をぐるぐると2周ちょっと、ゴール板前で待ち構えると都合3度お目にかかることになる。正直目が回りそう。

 3番ホシオー(金沢)が疾病で出走取消となり出走馬9頭。レースは結構スローペースで流れたのか、去年に引き続きカネツフルーヴが絶妙の逃げを打つ。1周目で3・4馬身程度の独走、みんな「予想通り」「いい展開だ」と言っていたのが、2周目に入っても勢いは衰えず、「そろそろ捕まえにいかな、そのまま逃げ切られるで」と心配になるほど。2周目向こう正面でミツアキタービンにエンジンがかかり、4コーナーで2頭並んだかと思うとそのまま競り合い。完全にこの2頭の競馬となり、あともう少し、1ハロン棒あたりでミツアキタービンカネツフルーヴを差し切るとそのままゴール。3年ぶりに地元所属馬が勝利の瞬間、スタンドのにぎわいはすごかったです。

 ミツアキタービンは前走ダイオライト記念船橋)に続き交流重賞2勝目。笠松競馬はこの馬を今年の希望の星として大きく期待している。目指すはG1制覇、昔のオグリローマンライデンリーダーのように、レース名に残る伝説の名馬オグリキャップのように、笠松から全国区の競走馬として活躍してくれることを。

▼▼▼ (参考) 公式結果はこちら

第13回 オグリキャップ記念[指定交流](G3)3歳以上9歳以下・オープン (サラブレッド系 別定)

単勝 2 110円/枠連複 1-2 210円/馬連複 1-2 200円/枠連単 2-1 280円/馬連単 2-1 250円