で、結局この1日を振り返ると。

 そんなわけで、上の文章は無視して、行ってきました高知競馬場。なんと言われても私は交流重賞黒船賞を見たさに行ってきたのですが、ハルウララ人気で観客がたくさんの方が競馬場が盛り上がってて楽しいだろう、という考えもあり。しかし、まさかこんなにえらいことになっているとは。

 朝からあいにくの雨。しかし、8時半から臨時の無料送迎バスが発車するという高知駅前には普段とは違う異常な列がバス乗り場から。並んでる人も、大学生相当の年齢の若者やら競馬のけの字も知らないようなおばさまやらおらが街のヒロインをひと目写真に収めておこうというプチカメラマンやらがたくさん混じり、おそらくいつもはメインの人生を賭けて過ごしているおっさんが目立たないほど。先頭から100mぐらいで並んだ私は、結局臨時バス3台目にしてやっと乗り込めるという始末。何しろ聞くところでは、徹夜組が3,000人、開門時に既に駐車場は満車だったと言うからたいしたもん。500席の指定席ももちろんとっくの昔に売り切れ。

 場内にはいると雨が降ったりやんだりの中、異常に長い列とものすごい人だかりが。異常に長い列の正体はハルウララグッズ売り場、すごい人だかりはハルウララ関連馬券の購入窓口。グッズの列は結局最終レース終了後も無くなってなかったし、雨の中2〜300mも並んでた人たちは結局何時間並んでたのでしょう?馬券発売窓口はというと、なぜかみなさん、ハルウララ単勝100円馬券を100枚・200枚と大量に買い込むものだから、端から見ても完全にこの競馬場の許容量を超えてる。おかげで私も、前売販売所(当日の全レースを発売する前売窓口と直前のレースのみ発売する窓口とに分かれている…昔のJRAの競馬場もそうでしたね)で普通に9R黒船賞と10Rハルウララのレースの馬券買うのに1時間半もかかってしまった。

 どこをみても、ひと・ひと・ひと…。

 8Rが始まる前にゴール板を少し過ぎたところに陣取ると、全レース終了まで動けず。何しろ来場者公称13,000人、取材に来たマスコミが40社を超えるというのだから、そりゃ尋常じゃなく。こんなので普段の競馬場を想像しろという方が無理。

 結果として、面白かったと言えば面白かったのですが、なんだか人酔いした気分で疲れました。

 やっぱりハルウララは、おそらく歴代記録108連敗を超え、110連敗したぐらいで引退→AERUで予後を過ごす、ってなとこでしょうか。