<今日読んだ本>
●マッハの恐怖・続 マッハの恐怖/柳田邦男/新潮社(新潮文庫)
- 作者: 柳田邦男
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1986/05
- メディア: 文庫
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- 作者: 柳田邦男
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1986/11
- メディア: 文庫
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前に大韓航空の本の時にも思ったけど、昔(昭和50年代ぐらいかなあ)なんて、技術(飛行じゃなくフェイルセーフ面での)なんてまだまだ未熟なモノを、ほとんど人的操作(パイロットとかね)でまかなってたんだなあ、と。冷静に考えると、何百人もの命が数人の手に掛かってるのに、実際は「半分、運」のような世界だったというのも不思議というより問題なもの。事故が起こるたびに「パイロットの操縦ミス」という言葉が流れるが、そんなにすべてがパイロットの腕のみに頼るものではないのではないだろうか。ま、今では少しは状況も違うだろうけど(何せ30年以上前の話だ)。でも、「人間はミスをするもの」なのだから、「『ミスをしてはいけない』ではなく、『ミスをカバーできるよう』システムなどを考える」必要がある、という論理は今でも生きてると思う。
ただ「面白い」だけではないモノを、一連の柳田ノンフィクションで教えられる気分。あー、もちろん流されるのではなく、自分で取り込んで吟味しないとね。