<今日読んだ本>

ボイスレコーダー 撃墜の証言 〜大韓航空機事件15年目の真実/小山巌/(講談社+α文庫)

 (昨日の続き)で、まあ、見つけたんですよ。昨日読み終わった「撃墜」のその後って奴。ネットで調べたら見つかったので。で、帰りに購入して、一気に読んでしまったのです。で、感想。正直なとこ、不満の残る内容。いわゆるブラックボックス(飛行記録の残された録音機材)が、実は旧ソ連に発見されてて、ソ連崩壊後、ロシアによって公表されて、ICAO(国際民間航空機関)の調査結果が公表された、その内容を追う、というモノなんだけど、先に読んだ本に比べたら、思わず「これはダイジェスト版か!?」と思うような薄い内容。もう少し詳しい調査内容にふれられていたりするのかと思うと、スカを食らう。先の本を読んでるから意味もわかるけど、これだけでは内容理解までは至らないぞ。あげく、途中からは遺族の苦しみ、わかるんだけど、大事とも思うんだけど、真剣なルポルタージュかと思ったら、最後はお涙ちょうだいものか(言い過ぎか)となんかがっかりした。あーどうせなら柳田邦男級の本格ルポで読みたかった・・・。