紅茶日和

 閑話休題。今日は、ひさびさに一日、仕事も予定もなく、なおかつ体調も落ち着いているという、この冬初めてといってもいいお休み。さあ、思いっきり寝るぞーと思ったら、朝10時頃からものすごい騒音で目が覚める。どうやら前の道で道路工事しているらしい。ここで惰眠をあきらめ素直にお目覚め、その代わりに充実したお休みを過ごそうと、家の在庫のお茶を飲みつつ、たまってる本を読みふけることに。ほら、そこ、いつもの事っていうな。でもまあ、一年で一番忙しい時期で、人混みにまみれるのもいやだし、忘年会みたいにただ騒ぐだけならともかく、知り合いとあってものんびりできるかどうかわかんないささくれ立った心を、何とかして休ませたいしね。


1杯目「G&S Tips」


 スリランカに行ったときに購入した、ゴールデンチップスとシルバーチップスの茶葉が結構たくさんあって、主にダージリンとかのお茶を淹れるときにひとつまみぐらい足して飲むんだけど、これだけで淹れてみた。これ、どっちも高級だっていわれて(事実、そうそう手に入るものでもなさそうだった)高かったんだよなぁ。ひとつまみ紅茶に加えると、液体のなかに産毛のようなものが浮いててきれいなんだよね。まあ、埃と間違えて「なんかういてる」といわれたこともありますが。ちなみにゴールデンチップスの方がちょっと黄色っぽく、シルバーチップスの方が白っぽいです。どっちもほんとに丁寧に手摘みされた新芽の先だけに、茶葉の見た目もきれいです。
 思ったよりしっかりとした水色になって。濃いめのルビー色に、大きな茶葉がジュンサイのように直立していて面白い。と思って飲んでみたんだけど、うん、なんかくすんだ感じの味はあるんだけどえらくあっさり。あんまり紅茶の味わかんない。あらら。うーん、やっぱりか。購入時にも「この茶葉だけでお茶を淹れてもほとんど味はしないよ」とかいわれていたのですが、そりゃそうなんですよね。本当の新芽の先の部分だけだから、そんな味が凝縮されているってもんでもないし、そもそも紅茶の飲み方のように入れるもんじゃないはず。いや、自分でやったことを否定してどうする。でも、たぶんそう。なんとなくで淹れるようなもんじゃないはずなのだ。


2杯目「マサラティー


 スパイスミルクティ。元になる茶葉は、ドバイに旅行に行ったとき、なんとなくスパイス専門店で購入した「TEA MASALA」。誰かに土産として差し上げようと思いつつ、都合のいい人がいなかったおかげで、保管庫に死蔵されていたもの。そうか、もうあれから1年半か。
 ちょっとスモーキーな大葉の紅茶葉にこれでもかというくらいのスパイスが入っている。シナモンにジンジャー、赤い実はたぶん胡椒かな。他にも繊維状のものや容器の底の方の粉など、これぞスパイスティという感じ。

 とりあえず通常の紅茶の入れ方通りに淹れてみた。まあ水色は普通の紅茶と同じ。ただし、見た目で判断してはいけない。香りだけは強烈。もちろん、紅茶の香りなんてかけらもせず(茶葉が古くなってる可能性も否定できないが)、なんか薬としてどこかに効き目がありそうなと思う程の強い(ある種)刺激臭。あ、私、このままじゃダメだ…と思い、牛乳を投入。すると、香りはそれなりに治まり、サッパリとまではいかないけど、口のなかを洗い流してくれる感じ。そんなこともあろうかと、今日の晩ごはん・自作キーマカレーの食後に選んだのは正解だったかな。たぶんこれだけじゃ飲めなかったようにも思う。何とも個性の強い紅茶です。うう、冷めるとのむのつらいよぅ…。


3杯目「マンゴーフルーツティ」


 夜はゆっくり休むのに、ちょっと甘い感じの飲み物がいいなぁ、ってことで。これぞ本物のマンゴーティだってのを作ってみました。昼にミックスジュースを作った残りのなぜかブラジル産の赤マンゴーの果肉をつかって、フルーツティに。作り方は簡単。マンゴー果肉をマグに入れ、上から紅茶を注ぐだけ。何のひねりもありません。
 ちなみに今回使った紅茶は、前にLiptonのペットボトルのおまけでついてきた「Lipton Highland Leaf Tea」リーフ。そもそもどんなペットボトルに着いてきたかはサッパリ覚えていないのだが。ちなみに、このハイランドリーフとは、付いてきたメモによると「標高1,200m以上の茶園でとれる」ものだと書かれてあるが、そもそも産地とか全然書いてない。まあ、茶葉のサイズからいくとB.O.P.からB.O.P.F.あたりかと推測。おお、今よく見た賞味期限"2005年12月31日"って書かれてるぞ…orz うちの在庫ってそんなんばっかりかよ。
 さすが、マンゴー様。熱い紅茶を注ぐとほわっとあの甘い香りが漂う。うん、いい香りだ。元々の紅茶自体も、これは悪くないかも。おまけにしてはいい香りだ。で、一口飲む。軽く果汁はでているのかもしれないけど、あえて果肉をつぶしてはいないので、味にはマンゴーはしゃしゃり出てなく。紅茶自体の味は、軽く渋みが強調され…て?なんか前にこの茶葉だけで飲んだときよりも渋みを感じるのは、マンゴー果汁と組み合わさっているためか?あんまり成分とか詳しくないのでわかんないけど。心なしか、いやたぶん渋い。まあ、ちょっと舌に残るのでエグミかとも思ったけど、そんなの気にしないのね。これはこれでありだということにしておきましょう。
 最後、マグに残ったマンゴー果肉を口にしました。うーん、生ぬるくてぐじゅぐじゅになってて繊維質が気になる。食うもんじゃないか。



 今日は結構ゆっくりと休めた気がする。紅茶自体はけっこうゲテモノばっかりになっちゃったっぽいけど。
 さ、また明日からがんばろう! とりあえず、あと半月でいいや。(ぇー