ミュージアムティールーム五番町店の紅茶「狭山」(東京都千代田区五番町)


 JR市ヶ谷駅より(旧)日本テレビ通りの坂を登りきった付近にあるカフェ、ミュージアムティールーム五番町店。外観もイギリス全面なら、中はアンティーク家具でビクトリア調に揃えられた、壁には紅茶の産地の地図や写真が飾られている。奥には特別室(利用料別途500円/h)もあり、雰囲気は上々。
 ここにきた目的の一つが、希少な日本産紅茶「狭山」を味わうため。埼玉の狭山茶がベースで紅茶として仕上げられているもので、一昨日の入間市博物館行の時にいろいろ調べていたなかでたまたま見つけた。せっかくなので、とまだ帰るまでに時間があったので立ち寄ってみた。ランチメニュー終了時間に飛び込んだのに、ランチを受け付けてくれたのは良かったです。同行友人F氏はそれで注文。しかし、ついてくる紅茶が本日の紅茶(アッサムCTCだった)になるので、私は普通にローストビーフBLTサンドと「狭山」を注文。サンドイッチも上々のお味でした。トーストサンドなのに、野菜などもみずみずしくて。ただ、セットで210円引きになったとはいえ1700円の昼食は高かった…。それはさておき。
 食事より先に紅茶が到着。アッサムは淹れた状態でカップ+お代わり用ポットサーブでしたが、狭山紅茶はポットサーブ+濃さ調節用お湯でした。本格的ですね。で、肝心のお味はと言うと、水色はダージリン春摘み並に薄く、渋み全くなし。はじめ「まだ抽出されてないのかな」と思ったぐらい。しかし、2杯目に突入も濃さは変わらず、こういう味なのだと認識。うーん、日本の紅茶らしいと言えばらしいのだけど、渋みが無く味にコクがないのでパッとしない。紅茶らしくない(日本茶らしいのかも)ところが。紅茶って渋みもある程度は必要と思うんですよね。まあ、予想通りというか期待はずれというか。淹れ方の問題ではなく茶葉の性質の問題なのですが。せっかくなので、帰りに今年の新茶を購入してきました。またそれはそのうち。